【トロンボーン4重奏】序奏とパッサカリア ニ短調  M.レーガー作曲/廣瀬大悟編曲

作曲:M.レーガー(Max Reger)
編曲:廣瀬大悟(Daigo Hirose)

【ジャパン・エックスオー・トロンボーンクァルテット】- Japan XO Trombone Quartet
2005年に栗田雅勝(元NHK交響楽団首席奏者)、若狭和良(エリザベト音楽大学教授)、棚田和彦(群馬交響楽団首席奏者)、黒金寛行(NHK交響楽団)の4人で結成。これまでに4枚のCDをリリースしている。2023年より栗田雅勝に代わり、中野耕太郎(札幌交響楽団副首席奏者)が新たにメンバーに加わり、全国各地でコンサート活動を開催している。

定価:¥3,850(税込)

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【楽曲について】
ドイツの作曲家、マックス・レーガー(1873-1916)は、マーラーやリヒャルト・シュトラウスのほぼひとまわり下の世代に属し、後期ロマン派から近代へ移行する時期に活躍した。音楽学者リーマンの門下生として音楽理論を学んだのち、ミュンヘン、ライプツィヒなどを拠点として、旺盛な作曲活動を行った。また、レーガー自身も優れたオルガニストとして演奏活動も盛んに行っており、彼がオルガンのために作曲・編曲した数々の作品は、ドイツロマン派のオルガン音楽の一つの頂点として、現在に至るまでオルガン曲の重要なレパートリーとなっている。

壮麗なイントロダクションと精巧なテーマ変奏から成る「序奏とパッサカリア ニ短調」は、1899年に書かれたオルガンのための独奏曲。古典的な変奏曲形式を用いつつもその拡張された和声感は、レーガー特有の物である。


【編曲者について】
廣瀬大悟 – Daigo Hirose
富山県滑川市出身。洗足学園魚津短期大学を経て、2001年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。2006年から富山を活動の拠点とし、独自のプロデュース理念に基づいたステージを制作・発信し続けている。近年の主な公演に「ハナヌスビトの告白」(2014)「脳内焙煎の男」(2015)、「ぶらっく・えぷろん奇譚」(2016)など。トロンボーンクァルテット・クラールのメンバーとして全国6都市で公演を行うほか、Brass Collection、滑川トロンボーントリオなどのローカルユニットでの活動も積極的に行っている。その他、FMとやま「レクサス富山 AMAZING CLASSIC」パーソナリティ、富山市民プラザ主催「クラシック“逆引き”音楽事典」講師、同「音符のおしゃべり」プロデューサー、「クラシックの雫 富山の若き演奏家たちによる室内楽コンサートシリーズ」総合副プロデューサーなど、演奏以外にも活動のフィールドを拡げている。
いっぽうで、トロンボーンアンサンブルを中心とした、管楽室内楽のための編曲を大学在学中より手がけてきた。ジャパン・エックスオー・トロンボーン・クァルテットへの編作提供のほか、洗足学園音楽大学トロンボーン会、山梨トロンボーン倶楽部、仙台トロンボーンフェスティバル、宮村和宏(オーボエ奏者)、ゆめはっと・ジュニア・ウィンド・オーケストラなど、多くの個人・団体から委嘱を受けている。
石川県小松市立高等学校芸術コース非常勤講師。(一社)富山県芸術文化協会平成27年度奨励賞受賞。

2017年2月7日