【トロンボーン4重奏】おまえの優しい眼差しに魅せられ 「糸杉」より A.ドヴォルザーク作曲/廣瀬大悟編曲

作曲:A.ドヴォルザーク(Antonín Leopold Dvořák)
編曲:廣瀬大悟(Daigo Hirose)

【トロンボーンクァルテット・クラール】- Trombone Quartet KLAR
2005年の「第1回トロンボーンクァルテットコンクール・イン・ジパング」での優勝を皮切りに活動を開始。メンバーは今込治(上野学園大学非常勤講師)、上田智美(東京室内管弦楽団)、廣瀬大悟(小松市立高校芸術コース非常勤講師)、黒金寛行(NHK交響楽団)で構成されている。

定価:¥1,650(税込)

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【楽曲について】
1865年、24歳のアントニーン・ドヴォルザーク(1841-1904)は金属細工商を営むチェルマーク家の家庭教師の職を得、当家の2人の娘に音楽を教えることとなった。姉妹のうち女優でもあった姉のヨゼフィーナにドヴォルザークは恋心を抱いたが、この恋は実らなかった。しかしこの時の恋愛の経験はやがてさまざまな音楽作品へと昇華されることとなる。
テノールのために書かれた18曲から成る歌曲集「糸杉」もそのひとつで、ここから12曲を選んで、のちに作曲者自身の手によって弦楽四重奏版も編まれている。「お前の優しい眼差しに魅せられ」は歌曲集の2番目に置かれたもので、安らぎに満ちた穏やかな旋律が歌い継がれてゆく。
(廣瀬大悟)


【編曲者について】
廣瀬大悟 – Daigo Hirose
富山県滑川市出身。洗足学園魚津短期大学を経て、2001年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。2006年から富山を活動の拠点とし、独自のプロデュース理念に基づいたステージを制作・発信し続けている。近年の主な公演に「ハナヌスビトの告白」(2014)「脳内焙煎の男」(2015)、「ぶらっく・えぷろん奇譚」(2016)など。トロンボーンクァルテット・クラールのメンバーとして全国6都市で公演を行うほか、Brass Collection、滑川トロンボーントリオなどのローカルユニットでの活動も積極的に行っている。その他、FMとやま「レクサス富山 AMAZING CLASSIC」パーソナリティ、富山市民プラザ主催「クラシック“逆引き”音楽事典」講師、同「音符のおしゃべり」プロデューサー、「クラシックの雫 富山の若き演奏家たちによる室内楽コンサートシリーズ」総合副プロデューサーなど、演奏以外にも活動のフィールドを拡げている。
いっぽうで、トロンボーンアンサンブルを中心とした、管楽室内楽のための編曲を大学在学中より手がけてきた。ジャパン・エックスオー・トロンボーン・クァルテットへの編作提供のほか、洗足学園音楽大学トロンボーン会、山梨トロンボーン倶楽部、仙台トロンボーンフェスティバル、宮村和宏(オーボエ奏者)、ゆめはっと・ジュニア・ウィンド・オーケストラなど、多くの個人・団体から委嘱を受けている。
石川県小松市立高等学校芸術コース非常勤講師。(一社)富山県芸術文化協会平成27年度奨励賞受賞。

2022年2月11日